今回の日本旅行で感じた事 ~街角でのよい(?)習慣について~ 

今回の日本旅行で感じた事の第2弾です。

日本でも、かつては、早朝、家の周りを掃き清めたりして、きれいにする習慣がありました。今も、見かける地域もありますが、かつてよりは少なくなった気がします。

ところで、家の周りをきれいに片付けておくのは、ニューヨークでは義務です。マンハッタンは管理費に歩道の整備と清掃費が含まれています。ビルの前の歩道はビル管理、車道は市の管理部分です。たとえば歩道の穴も氷が張って人が転ぶとビルの責任になります。お店の前の清掃もお店の責任で道路にゴミがあれば罰金、駐車違反も罰金、何もかもが罰金が付いて回ります。歩道で怪我人が出ると保障問題で裁判にもなります。

日本はどこも本当にきれいです。きれいにする習慣を訪れた観光客が学んでくれるとよいのですが、きれいなところにペットボトルや食べ残しをその場に置いていく悪い習慣はなかなか治らないようです。

さて、昨年年末は(今回は)ちょうど、ハロウィーンの時期の帰国でした。ニューヨークで見るNHKニュースからの印象ではハロウィーンの東京はどこもが大変という印象でした。それが渋谷のような本当に限られた場所での大騒ぎだと初めて知りました。DJポリスと呼ばれるような警官もいて、警察官がマイクロフォンで歩行者に注意を促していながら起きるいざこざや違法行為などが報道されていていました。

ニューヨークだったらどうなのかと考えました。ハロウィーンでは警官はマイクロフォンで注意をしません。違法行為が行われれば直ちにその場で手錠をかけ警察所へ連行します。警官は、罰金行為であればその場でチケットを切り、罰金を納めるか裁判所に出頭するかの選択を聞いてきます。米国では「知らなかった」はすまされませんから、気を付けないとなりません。

ニューヨーク1月1日0時のタイムズスクエアでの年越しの状況は世界的に有名ですが、その周り10ブロックはバックパック禁止、傘禁止です。バッグ検査もあり警戒厳重です。日本の初詣でバッグ検査はないですし、テロ事件も心配もありません。

それからニューヨークのビルはどこも警備のため、写真入り身分証明が必要です。弁護士事務所が入っているビルなどは、その場で写真も撮ります。2020年からは、国内線の空港で写真入り身分証明書(今までの運転免許証)では飛行機に乗れません。州発行の新運転免許証は、もっと多くの資料が書き込まれているそうで、新しい運転免許証か、またはパスポートを提示しないとなりません。日本では警備員に身分証明書を見せませんし、空港で切符と身分証明書を提示しなくてもよいのが、いつまで続くでしょうか。アジアへ旅行に行った時に日本のパスポートは高く売れると聞いたことがあります。指紋も偽造できるそうです。

街角を歩くにもさまざまなルールがあるようです。こんなことを知るのも、それぞれの街角で安全にそして気持ちよく暮らすためのルールがあるということなのでしょう。

ニューヨークに来られた時には、土地のルールやマナーにご注意を!